給与明細と電卓・硬貨・ペンを置いた机のイラスト(年収700万の手取りと年収別手取り早見表のイメージ)

最終更新日:2026年9月9日

年収700万円の手取りは、年間で約531万円(額面の75.8%)です。ボーナスがなければ月の手取りは約44.2万円、ボーナスが年100万円(2回)ある場合は月給50万円で月の手取りが約38.0万円、ボーナス1回あたりの手取りが約38.0万円になります。2026年(令和8年分)の税制と、協会けんぽ・厚生年金・雇用保険の2026年度の料率で計算した数字です。

「手取りは額面の75〜80%」とよく言われますが、年収によって割合は変わります。年収300万円なら80.0%、700万円で75.8%、1,000万円で72.7%と、年収が上がるほど手取りの割合は下がります。所得税の税率が段階的に上がるためです。自分の年収なら手取りはいくらか、逆に手取り30万円がほしいなら額面はいくら必要か、気になりますよね。

こちらの記事では、年収700万円の内訳を先に示したうえで、年収300万〜1,500万円の手取り早見表、月給別の手取り、手取りから額面を逆引きする表、大卒初任給の手取りまで、同じ条件で計算した数字を一覧にしました。計算の前提は「東京都・協会けんぽ・40歳未満・独身・扶養なし」です。家族構成や勤務先の健康保険組合によって数万円単位で変わるため、目安としてご覧ください。

こちらの記事では、

  • 年収700万円の手取りは約531万円|月収・ボーナス別の内訳
  • 年収別の手取り早見表(300万〜1,500万円・2026年)
  • 月給別の手取りと、手取り30万円に必要な額面(逆引き)
  • 大卒初任給の平均と手取り|1年目は住民税が引かれない
  • 手取りの計算方法と2026年の変更点

 
についてご紹介します。

先に結論だけ知りたい方へ

・年収700万円の手取りは約531万円(75.8%)。引かれるのは社会保険料約104万円・所得税約28万円・住民税約38万円
・ボーナスなしなら月の手取り約44.2万円。ボーナス年100万円なら月給50万円で月約38.0万円+ボーナス1回約38.0万円
・手取りの割合は年収300万円で80.0%、500万円で78.8%、1,000万円で72.7%。年収が上がるほど下がる
手取り30万円がほしいなら額面月給は約38万円(年収約456万円、ボーナスなし)
・大卒初任給の平均は26万2,300円(厚生労働省・2025年)。1年目の月の手取りは約22.1万円、2年目から住民税が引かれて約21.1万円
・2026年は基礎控除と給与所得控除の引き上げで所得税が減り、4月から子ども・子育て支援金0.23%が社会保険料に加わった

年収700万円の手取りは約531万円|月収・ボーナス別の内訳

年収700万円の手取りは、ボーナスの有無や回数によらず年間で約531万円です。社会保険料はボーナスからも引かれるため、年収が同じなら手取りの合計はほぼ変わりません。変わるのは「毎月いくら入るか」と「ボーナスでいくら入るか」の配分です。

ボーナスの前提 月給(額面) ボーナス(額面・年) 月の手取り ボーナス1回の手取り 年間の手取り
なし 58万3,333円 0円 44万2,395円 530万8,740円(75.8%)
年100万円(2回) 50万円 100万円 37万9,764円 37万9,764円 531万6,700円(76.0%)
年175万円(月給4か月分) 43万7,500円 175万円 33万2,014円 66万4,738円 531万3,650円(75.9%)

月の手取りは、所得税と住民税の年額を月給とボーナスに比例配分した目安です。実際の給与明細では、所得税は源泉徴収税額表、住民税は前年の所得をもとに決まるため、月ごとに数千円の差が出ます。

年収700万円から引かれる金額の内訳(ボーナスなしの場合)

項目 月額 年額 計算の根拠
健康保険料 29,736円 356,832円 標準報酬月額59万円×(9.85%+支援金0.23%)÷2。協会けんぽ東京支部・2026年度
厚生年金保険料 53,985円 647,820円 標準報酬月額59万円×18.3%÷2
雇用保険料 2,917円 35,004円 月給×0.5%(2026年度・一般の事業)
所得税 約23,000円 276,100円 給与所得控除180万円・基礎控除67万円・社会保険料控除後の課税所得(約349万円)に速算表と復興特別所得税2.1%
住民税 約31,300円 375,500円 所得割10%+均等割4,000円+森林環境税1,000円
控除合計 約140,900円 1,691,256円 額面の24.2%
手取り 約442,400円 5,308,740円 額面の75.8%

引かれる額の中で最も大きいのは厚生年金保険料で、年収700万円なら年間約65万円です。次いで住民税約38万円、健康保険料約36万円、所得税約28万円の順になります。「税金が高い」と感じやすいのですが、実際には税金(所得税+住民税)より社会保険料のほうが1.6倍多く引かれています。

年収700万円の月収は「ボーナスなしで約58万円」

月収(額面)は、年収からボーナスを引いて12で割った額です。ボーナスがなければ約58.3万円、ボーナスが年100万円なら50万円、年175万円なら約43.8万円になります。求人票などで「月給」と「年収」が両方書かれている場合は、その差がボーナスと手当の見込み額です。


 

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年収別の手取り早見表(300万〜1,500万円・2026年)

同じ条件(東京都・協会けんぽ・40歳未満・独身・扶養なし・ボーナスなし)で、年収250万円から1,500万円までの手取りを計算しました。年収300万円・500万円・600万円の詳しい内訳は、それぞれの記事(本文末の関連記事)にまとめています。

年収(額面) 社会保険料 所得税 住民税 手取り(年) 手取り率 月の手取り
250万円 35.3万円 1.4万円 9.1万円 204.2万円 81.7% 17.0万円
300万円 45.8万円 2.7万円 11.6万円 240.0万円 80.0% 20.0万円
350万円 52.8万円 4.1万円 14.4万円 278.7万円 79.6% 23.2万円
400万円 59.9万円 5.7万円 17.6万円 316.8万円 79.2% 26.4万円
450万円 67.0万円 7.4万円 20.9万円 354.8万円 78.8% 29.6万円
500万円 72.3万円 9.2万円 24.3万円 394.2万円 78.8% 32.9万円
550万円 82.8万円 11.4万円 27.3万円 428.5万円 77.9% 35.7万円
600万円 88.1万円 14.9万円 30.7万円 466.2万円 77.7% 38.9万円
650万円 93.5万円 18.5万円 34.2万円 503.8万円 77.5% 42.0万円
700万円 104.0万円 27.6万円 37.6万円 530.9万円 75.8% 44.2万円
750万円 109.3万円 35.7万円 41.5万円 563.5万円 75.1% 47.0万円
800万円 116.5万円 43.4万円 45.3万円 594.8万円 74.3% 49.6万円
900万円 121.2万円 62.9万円 54.3万円 661.6万円 73.5% 55.1万円
1,000万円 126.6万円 82.2万円 63.8万円 727.4万円 72.7% 60.6万円
1,200万円 136.6万円 124.4万円 82.8万円 856.2万円 71.3% 71.3万円
1,500万円 155.7万円 209.5万円 110.9万円 1,023.9万円 68.3% 85.3万円

年収650万円から700万円に上がると、手取り率が77.5%から75.8%へ急に下がります。合計所得が489万円を超えて基礎控除が104万円から67万円に減り、さらに課税所得が330万円を超えて所得税率が10%から20%になる境目にあたるためです。ただし高い税率がかかるのは超えた部分だけで、年収が上がって手取りの額そのものが減ることはありません。

厚生年金保険料は標準報酬月額65万円(月給おおむね63.5万円以上)で頭打ちになるため、年収800万円を超えると社会保険料の増え方は緩やかになり、代わりに所得税の伸びが大きくなります。

ボーナスがある場合の手取り(年収別)

ボーナスが年2回・合計で月給2か月分ある場合(年収=月給×14)の内訳です。年間の手取りは上の表とほぼ同じで、月の手取りが少なくなり、その分がボーナスで入ります。

年収 月給(額面) ボーナス1回(額面) 月の手取り ボーナス1回の手取り 手取り(年)
300万円 21.4万円 21.4万円 17.2万円 17.3万円 240.6万円(80.2%)
400万円 28.6万円 28.6万円 22.8万円 22.7万円 318.6万円(79.7%)
500万円 35.7万円 35.7万円 28.1万円 28.1万円 392.8万円(78.6%)
600万円 42.9万円 42.9万円 33.2万円 33.3万円 464.6万円(77.4%)
700万円 50.0万円 50.0万円 38.0万円 38.0万円 531.7万円(76.0%)
800万円 57.1万円 57.1万円 42.6万円 42.4万円 595.4万円(74.4%)
1,000万円 71.4万円 71.4万円 51.4万円 50.8万円 718.4万円(71.8%)

ボーナスからも健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料と所得税が引かれます。ボーナス50万円なら手取りは約38万円で、月給と同じくおよそ76%が残る計算です。住民税はボーナスからは引かれず、毎月の給与から12回に分けて引かれます。

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月給別の手取りと、手取り30万円に必要な額面(逆引き)

給与明細の「総支給額」から何がいくら引かれるのかを、月給別にまとめました。ボーナスなし・2年目以降(住民税あり)の数字です。

月給(額面) 健康保険 厚生年金 雇用保険 所得税(月) 住民税(月) 手取り
20万円 10,080円 18,300円 1,000円 約900円 約7,000円 約16.3万円
22万円 11,088円 20,130円 1,100円 約1,400円 約8,100円 約17.8万円
24万円 12,096円 21,960円 1,200円 約2,000円 約9,200円 約19.4万円
25万円 13,104円 23,790円 1,250円 約2,200円 約9,600円 約20.0万円
26万円 13,104円 23,790円 1,300円 約2,600円 約10,300円 約20.9万円
28万円 14,112円 25,620円 1,400円 約3,100円 約11,400円 約22.4万円
30万円 15,120円 27,450円 1,500円 約3,700円 約12,600円 約24.0万円
32万円 16,128円 29,280円 1,600円 約4,400円 約13,900円 約25.5万円
35万円 18,144円 32,940円 1,750円 約5,300円 約15,700円 約27.6万円
40万円 20,664円 37,515円 2,000円 約7,000円 約18,900円 約31.4万円
45万円 22,176円 40,260円 2,250円 約9,300円 約22,500円 約35.4万円
50万円 25,200円 45,750円 2,500円 約12,400円 約25,600円 約38.9万円

健康保険料と厚生年金保険料は月給そのものではなく「標準報酬月額」という区分で決まるため、月給25万円と26万円で保険料が同じ、といったことが起こります。区分の境目(たとえば25万円と27万円の間)で保険料が変わります。

手取り30万円がほしいなら額面は約38万円|逆引き表

「手取りで30万円ほしい」というときに必要な額面月給を逆算しました。手取り30万円の月収は約38万円で、ボーナスなしなら年収約456万円、ボーナスが月給2か月分あれば年収約532万円になります。

ほしい手取り(月) 必要な額面月給 年収(ボーナスなし) 年収(ボーナス2か月分あり) 月の控除額
20万円 約24.8万円 約298万円 約347万円 約4.7万円
25万円 約31.5万円 約378万円 約441万円 約6.5万円
30万円 約38.0万円 約456万円 約532万円 約8.0万円
35万円 約44.6万円 約535万円 約624万円 約9.6万円
40万円 約51.4万円 約617万円 約720万円 約11.4万円

ボーナスがある会社では、月の手取り30万円に必要な年収は500万円台になります。転職や昇給の目標を立てるときは、「月の手取り」ではなく「年収」で比べると、ボーナスの有無に惑わされずに済みます。

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大卒初任給の平均と手取り|1年目は住民税が引かれない

厚生労働省の「令和7年賃金構造基本統計調査」(2026年3月公表)によると、大学卒の初任給の平均は26万2,300円です。前年より5.6%上がりました。この金額は所定内給与(残業代を含まない、税や保険料を引く前の額)です。

学歴 初任給(男女計) 男性 女性 前年比 1年目の月の手取り目安
大学院卒 29万9,000円 30万1,200円 29万2,900円 +4.0% 約25.1万円
大学卒 26万2,300円 26万4,900円 25万9,700円 +5.6% 約22.1万円
高専・短大卒 23万5,500円 24万1,400円 23万円 +5.2% 約19.8万円
専門学校卒 23万700円 22万7,800円 23万2,400円 +3.5%
高校卒 20万7,300円 21万100円 20万2,900円 +5.0% 約17.7万円

企業規模や地域で差があります。労務行政研究所の調査(東証プライム上場205社・2026年度)では大学卒の初任給は26万5,708円で、前年度より1万3,283円上がりました。国家公務員は、2026年8月の人事院勧告で一般職(大卒)24万1,500円、総合職(大卒)25万1,500円(いずれも2026年4月にさかのぼって実施予定)とされています。

初任給から引かれるもの|1年目と2年目で手取りが変わる

社会人1年目の手取りが2年目より多いのは、住民税がかからないためです。また、健康保険料と厚生年金保険料は、日本年金機構が「毎月の給与から前月分保険料を控除することができます」と案内しているとおり前月分を当月の給与から引く会社が多く、入社した月の給与では引かれないのが一般的です。住民税は前年の所得に対して翌年に課税され、6月から翌年5月までの12回で給与から引かれます。中野区の案内でも「前年まで収入のなかった方が4月に入社した年には、住民税は課税されない」と説明されています。

時期 引かれるもの 大卒初任給26万2,300円の手取り目安
入社した月の給与 雇用保険料・所得税のみ。健康保険料と厚生年金保険料は前月分を当月の給与から控除する仕組みのため、初回の給与では引かれないことが多い。所得税は源泉徴収税額表で約6,600円 約25.4万円
1年目(2か月目以降) 健康保険料13,104円・厚生年金保険料23,790円・雇用保険料1,311円・所得税約2,600円 約22.1万円
2年目(6月以降) 上記に住民税約10,500円が加わる 約21.1万円

2年目の6月から手取りが約1万円減るのは、給料が下がったのではなく住民税の天引きが始まるためです。1年目のうちに、2年目に減る分を見込んで貯蓄の計画を立てておくと慌てずに済みます。

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手取りの計算方法と2026年の変更点

手取りは「額面 − 社会保険料 − 所得税 − 住民税」です。この記事の数字は次の手順で計算しました。ご自身の給与明細で確かめるときの目安にしてください。

手取りの計算手順(会社員・2026年)

1.社会保険料=標準報酬月額×(健康保険9.85%+子ども・子育て支援金0.23%)÷2 + 標準報酬月額×厚生年金18.3%÷2 + 月給×雇用保険0.5%
2.給与所得=年収 − 給与所得控除(年収700万円なら180万円)
3.課税所得=給与所得 − 社会保険料 − 基礎控除(合計所得489万円以下は104万円、655万円以下は67万円、それ以上は62万円)
4.所得税=課税所得×税率 − 控除額、に復興特別所得税2.1%を上乗せ
5.住民税=(給与所得 − 社会保険料 − 基礎控除43万円)×10% − 調整控除2,500円 + 均等割4,000円 + 森林環境税1,000円

2026年(令和8年)の料率と税制の一覧

項目 2026年の値 前年からの変更 出典
健康保険料率(協会けんぽ東京) 9.85%(本人4.925%) 9.91%から引き下げ。全国平均は9.9% 協会けんぽ
子ども・子育て支援金 0.23%(本人0.115%) 2026年4月分から新設。健康保険料と一緒に徴収 協会けんぽ
介護保険料率(40〜64歳) 1.62%(本人0.81%) 40歳になった月の翌月分から加算 協会けんぽ
厚生年金保険料率 18.3%(本人9.15%) 2017年9月から固定。標準報酬月額の上限65万円 日本年金機構
雇用保険料率(一般の事業) 本人0.5% 0.55%から引き下げ(2026年4月〜) 厚生労働省
給与所得控除の最低保障 74万円 65万円から引き上げ(令和8年分・年末調整で適用) 国税庁
基礎控除(所得税) 104万円/67万円/62万円 合計所得489万円以下は95万〜68万円から104万円へ。655万円以下は63万円から67万円へ。それ以上は58万円から62万円へ 国税庁
所得税率 5〜45%の7段階+復興特別所得税2.1% 変更なし。2027年から復興特別所得税1.1%+防衛特別所得税1%に 国税庁
住民税 所得割10%+均等割4,000円+森林環境税1,000円 変更なし。基礎控除は43万円 総務省・東京都主税局

2026年は所得税が減り、社会保険料がわずかに増える年です。基礎控除と給与所得控除の引き上げは令和8年12月1日施行で、毎月の源泉徴収は11月まで従来どおり、12月の年末調整で1年分をまとめて精算します。年末調整で還付が増える方が多くなる見込みです。

この記事の前提と、数字がずれる主な理由

条件 この記事の前提 違う場合の影響
健康保険 協会けんぽ・東京都(9.85%) 都道府県で9.3%台〜10.5%台の幅がある。健康保険組合は独自の料率で、協会けんぽより低いことが多い
年齢 40歳未満(介護保険料なし) 40〜64歳は標準報酬月額×0.81%が加わる。月給25万円で月約2,100円、月給59万円で月約4,800円手取りが減る
家族 独身・扶養なし 配偶者控除・扶養控除があると所得税と住民税が減り、手取りは増える。年収700万円で配偶者(所得58万円以下)と子1人(16歳以上)なら年16万円前後
料率の適用時期 2026年4月以降の料率を12か月に適用 1〜3月は支援金なし・雇用保険0.55%のため、年間で数千円の差
住民税 同じ年収が続いた場合の額 実際は前年の所得で決まる。昇給した年は前年ベースのため少なめ、転職で年収が下がった年は多めになる
給与所得控除 速算表で計算 年収660万円未満は所得税法の簡易給与所得表を使うため、数百円の差が出ることがある
iDeCo・生命保険料控除など 考慮しない 控除があれば税金が減り、手取りは増える

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年収700万円の手取りについてよくある質問

Q1.年収700万円の手取りは「額面の75%」と考えてよいですか

2026年の条件では75.8%で、おおむね75〜76%です。ただし年収300万円なら80%、1,000万円なら73%と、年収が上がるほど割合は下がります。「一律75〜80%」ではなく、年収帯ごとの割合で見るほうが正確です。

Q2.年収700万円で月の手取りはいくらですか

ボーナスがなければ約44.2万円、ボーナスが年100万円あれば月給50万円で月の手取りは約38.0万円です。ボーナスの割合が大きい会社ほど月の手取りは少なく、年間の手取り合計はほぼ同じ約531万円になります。

Q3.ボーナスからも保険料や税金は引かれますか

引かれます。健康保険料・厚生年金保険料・雇用保険料は標準賞与額(1,000円未満切り捨て)に同じ料率をかけた額、所得税は前月の給与をもとにした率で源泉徴収されます。住民税だけはボーナスから引かれません。ボーナス50万円なら手取りは約38万円です。

Q4.手取り30万円は年収でいくらですか

ボーナスなしで額面月給約38万円、年収約456万円です。ボーナスが月給2か月分あるなら年収約532万円になります。手取り30万円は、2026年の大卒初任給(26万2,300円)から額面で12万円ほど上の水準です。

Q5.新入社員の初任給からは何が引かれますか

初回の給与で引かれるのは雇用保険料と所得税が中心です。健康保険料と厚生年金保険料は当月分を翌月の給与から引く仕組みのため、多くの会社では2回目の給与から引かれます。住民税は前年の所得がないため1年目はかからず、2年目の6月から始まります。

Q6.40代になると手取りは減りますか

40歳になった月の翌月分から介護保険料(協会けんぽは1.62%、本人負担0.81%)が加わります。月給30万円なら月約2,400円、年収700万円(月給58万円)なら月約4,800円の減少です。年収が同じなら、それ以外の条件は変わりません。

Q7.2026年は手取りが増えますか

所得税は減ります。基礎控除が最大104万円、給与所得控除の最低保障が74万円に上がり、年末調整で反映されます。一方、2026年4月から子ども・子育て支援金0.23%(本人0.115%)が健康保険料に加わりました。月給30万円なら月345円の負担増で、所得税の減少額のほうが大きい方がほとんどです。

Q8.自分の正確な手取りを知るにはどうすればよいですか

給与明細の「総支給額」から「控除合計」を引いた「差引支給額」が手取りです。年間の額は、12月か1月に会社から受け取る源泉徴収票の「支払金額」から「社会保険料等の金額」「源泉徴収税額」を引き、住民税の年額(6月に届く決定通知書)を引くと分かります。

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まとめ

年収700万円の手取りと、年収別・月給別の早見表をご紹介しました。

  • 年収700万円の手取りは約531万円(75.8%)。ボーナスなしなら月約44.2万円、ボーナス年100万円なら月約38.0万円+ボーナス1回約38.0万円
  • 引かれる額は社会保険料約104万円>住民税約38万円>所得税約28万円の順。税金より社会保険料のほうが大きい
  • 手取り率は年収300万円で80.0%、500万円で78.8%、700万円で75.8%、1,000万円で72.7%
  • 手取り30万円に必要な額面月給は約38万円(年収約456万円、ボーナス2か月分ありなら約532万円)
  • 大卒初任給の平均は26万2,300円。1年目の月の手取りは約22.1万円、2年目の6月から住民税が引かれて約21.1万円
  • 2026年は基礎控除・給与所得控除の引き上げで所得税が減り、4月から子ども・子育て支援金0.23%が加わった
  • 前提は東京都・協会けんぽ・40歳未満・独身・扶養なし。健康保険組合や家族構成で数万円単位で変わる

 

手取りの感覚をつかむには、「年収×0.76」で年間、「月給×0.8」で月額と覚えておくと、年収700万円前後ではほぼ合います。正確な額は、ご自身の給与明細と源泉徴収票で確認してください。


 

参考:国税庁 No.1410 給与所得控除国税庁 No.1199 基礎控除国税庁 No.2260 所得税の税率国税庁「令和8年度税制改正(所得税の基礎控除の引上げ等関係)」東京都主税局「個人住民税」総務省「個人住民税」協会けんぽ「令和8年度都道府県単位保険料率」協会けんぽ 東京支部 保険料額表(令和8年3月分〜)日本年金機構「厚生年金保険料額表」日本年金機構「退職した従業員の保険料の徴収」(前月分保険料の控除)厚生労働省「雇用保険料率について」厚生労働省「令和7年賃金構造基本統計調査」人事院「令和8年人事院勧告」労務行政研究所「2026年度 新入社員の初任給調査」中野区「住民税(特別徴収)に関するQ&A」

※2026年9月時点の料率・税制で計算した目安です。健康保険組合の料率、家族構成、各種控除により実際の手取りは変わります。個別の税額については税務署または税理士にご確認ください。

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