最終更新日:2026年8月12日
急にまとまったお金が必要になったとき、ATMで下ろせる金額に上限があることをご存じでしょうか。いざ窓口が閉まった後に「足りない」と気づいても手遅れです。
結論から言うと、ゆうちょ銀行のATM引き出し限度額は、特に届け出がなければ1日あたり50万円。そして2026年8月17日から、この上限額のルールが大きく変わります。
これから口座を作る方や、限度額を引き上げようと考えている方は今までのやり方が通用しなくなるため、必ず確認しておいてください。
こちらの記事では、
- ゆうちょの引き出し限度額は1日50万円
- 2026年8月17日から上限50万円に変更
- 上限額の変更方法と必要な持ち物
についてご紹介します。
・ATMの引き出し限度額は初期設定で1日50万円
・コンビニATMの「20万円」は1回あたりの上限。1日50万円以内なら複数回おろせます
・2026年8月17日から、上限額は最大50万円までに変更されます
・改定日より前に設定済みの金額は自動で下がることはありません
・引き上げは窓口のみ。引き下げはATM・ゆうちょダイレクト・通帳アプリでも可能
・50万円超を下ろすにはゆうちょ通帳アプリのATM生体認証が必要になります
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ゆうちょの引き出し限度額は1日50万円

ゆうちょ銀行では、特に届け出をしていない場合、ATMで1日に引き出せる限度額は50万円に設定されています。これは口座開設時の初期設定で、手続きをしない限りこの金額のままです。
ATMの種類別・引き出せる金額の目安
ここで混同されやすいのが、「1日の上限」と「1回の上限」は別物だという点です。
| ATMの種類 | 1日の上限 | 1回の上限 |
|---|---|---|
| ゆうちょ銀行・郵便局のATM | 50万円 (初期設定) |
制限なし (1日の上限まで) |
| コンビニATM (セブン銀行・ローソン銀行・イーネット) |
50万円 (初期設定) |
20万円 |
| ファミリーマート等の小型ATM | 50万円 (初期設定) |
20万円 |
コンビニATMの「20万円」は1日の上限ではありません
「コンビニATMだと20万円しか下ろせない」と思われがちですが、これは誤解です。
ゆうちょ銀行の案内によると、ファミリーマート等に設置している小型ATMでは、国内発行のカードによる引き出し額は1回あたり20万円までとされています。つまりこれは「1回の取引」に対する制限であり、1日の上限が減るわけではありません。
そのため1日50万円の設定であれば、コンビニATMでも20万円を複数回に分けて引き出せます。この制限はATM側が紙幣の量や取引時間を考慮して設けているもので、ゆうちょ銀行に限った話ではありません。
限度額に含まれる取引は6つ
「引き出していないのに上限に達した」というケースもあります。現金の引き出し以外にも、限度額に加算される取引があるためです。
・通常貯金の払戻し(提携金融機関のATM利用時の手数料を除く)
・ゆうちょ銀行あての送金(送金手数料を除く)
・他の金融機関あての振込(振込手数料を除く)
・払込書による払込み(払込人が負担する払込料金を含む)
・税金・各種料金の払込み(ペイジーサービス)
・デビットカードでの代金の支払い
裏を返せば、ゆうちょダイレクトを使った送金や払い込みは、ATMの1日の限度額には影響しません。郵便局やゆうちょ銀行の窓口で行う送金・払い込みも同様です。
高額な送金をする予定がある方は、ゆうちょダイレクトに登録しておくと限度額を気にせず手続きできます。
限度額がリセットされるタイミング
1日の引き出し限度額は、日付が変わるとリセットされます。
ただし注意したいのは、リセットされてもATMが稼働していなければ引き出せないという点です。ゆうちょATMの稼働時間は設置場所によって異なり、24時間利用できる場所は限られています。深夜にまとまった現金が必要な場合は、事前に最寄りATMの稼働時間を確認しておきましょう。
2026年8月17日から上限50万円に変更

ここが今回いちばん重要な変更点です。
ゆうちょ銀行は、ATMで貯金が不正に払い出される特殊詐欺等の犯罪が増加していることを踏まえ、2026年8月17日(月)から、個人のお客さまの1日あたりのATM引き出し上限額を最大50万円までに変更すると発表しました。ゆうちょ通帳アプリによるATM生体認証を除き、50万円を超える設定ができなくなります。
出典:ゆうちょ銀行「1日あたりのATMでの引き出し上限額の変更について」
対象になる人・ならない人
全員の設定額がいきなり下がるわけではありません。影響を受けるのは、これから手続きをする人だけです。
| 対象 | どうなる? | |
|---|---|---|
| 2026年8月17日以降に 口座を開設する人 |
〇 | 上限は最大50万円まで |
| 50万円超への 引き上げを希望する人 |
〇 | 引き上げできない |
| 改定日より前に 設定を済ませている人 |
× | 自動では変更されず 設定額のまま使える |
すでに100万円や200万円で設定している方は、その金額のまま引き続き利用できます。ゆうちょ銀行も、2026年8月17日以前に設定した上限額が自動で変更されることはないと案内しています。
2026年8月17日以降、一度50万円以下に引き下げてしまうと、50万円超へ再度引き上げることはできません。
現在50万円超で設定している方は、防犯目的で引き下げる前に「本当に下げてよいか」を慎重に判断してください。引き下げは一方通行の手続きになります。
50万円超を引き出す唯一の方法
では改定後、まとまった現金が必要になったらどうすればよいのでしょうか。
1日50万円を超える引き出しを希望する場合は、「ゆうちょ通帳アプリ」によるATM生体認証(アプリ認証サービス)を利用します。これにより、一定期間(約15分間)だけ50万円を超える引き出しが可能になります。
つまり今後は「アプリを入れておくかどうか」が、高額を下ろせるかの分かれ道になります。高額の出金が想定される方は、改定前にアプリの準備を済ませておくと安心です。
なお、窓口での引き出しはATMの限度額とは別枠です。急ぎでなければ、通帳と届印を持って窓口で手続きするのが確実な方法として残ります。
上限額の変更方法と必要な持ち物

引き上げは窓口のみ・引き下げは4つの方法
手続きの窓口は、引き上げか引き下げかで大きく異なります。
| 手続き方法 | 引き上げ | 引き下げ |
|---|---|---|
| ゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口 | 〇 | 〇 |
| ゆうちょATM | × | 〇 |
| ゆうちょダイレクト | × | 〇 |
| ゆうちょ通帳アプリ | × | 〇 |
引き上げができるのは窓口だけです。ATMやアプリからは引き下げしかできないため、限度額を上げたい場合は平日の日中に時間を作る必要があります。
窓口へ持っていくもの
引き上げ手続きに必要なのは次のものです。
・通帳またはキャッシュカード
・本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)
・お届け印
※キャッシュカードを提示して暗証番号を入力する場合は、お届け印は不要です
窓口では「ATMの引き出し上限額を変更したい」と伝えればスムーズです。
現在の設定額を確認する方法
「そもそも今いくらに設定されているのか分からない」という場合は、次の方法で確認できます。
| 方法 | 操作手順 |
|---|---|
| ATM | 「その他お取り引き」→「上限額変更」 |
| ゆうちょダイレクト | 「メニュー」→「ご登録内容確認・変更」→「ATM利用上限額」 |
| ゆうちょ通帳アプリ | 「メニュー」→「ATM生体認証」→「ATM利用上限額引下げ」 |
| 窓口 | 必要書類を持参して申し出る |
設定できる金額の範囲
上限額は、取引に使うカードの種類によって設定できる範囲が変わります。
| 取引の種類 | 設定範囲 |
|---|---|
| [a] 磁気ストライプ(通帳・カード)による取引 | 0〜200万円 |
| [b] ICキャッシュカードによる取引 (ATM生体認証を行わない場合) |
0〜200万円 |
| [c] ICキャッシュカード+ゆうちょ通帳アプリによる ATM生体認証の取引 |
0〜500万円 |
| 引き出し上限回数 | 0〜999回 |
※[a]≦[b]≦[c]となるように設定します。出典:ゆうちょ銀行「ATMの引き出し制限等について」
ただし2026年8月17日以降に新たに引き上げる場合、この範囲であっても50万円を超える設定はできません。上の表は、改定日より前にすでに設定を済ませている方が対象となります。
ゆうちょの引き出し限度額に関するよくある質問
A. 特に届け出がない場合、ATMでの引き出し限度額は1日あたり50万円です。口座開設時の初期設定のままであれば、この金額になります。
A. いいえ。20万円は1回あたりの上限です。1日の設定が50万円であれば、20万円を複数回に分けて引き出せます。この制限はATM側が設けているもので、ゆうちょ銀行に限った話ではありません。
A. 個人の1日あたりのATM引き出し上限額が、最大50万円までに変更されます。対象は同日以降に口座開設する方と、50万円超への引き上げを希望する方です。それ以前に設定済みの金額が自動で下がることはありません。
A. ゆうちょ通帳アプリによるATM生体認証(アプリ認証サービス)を利用すると、一定期間(約15分間)だけ50万円を超える引き出しが可能です。また窓口での引き出しはATMの限度額とは別枠となります。
A. 2026年8月17日以降に50万円以下へ引き下げた場合、50万円超へ再度引き上げることはできません。引き下げは慎重に判断してください。
A. 日付が変わるとリセットされます。ただしATMが稼働していない時間帯は引き出せないため、深夜に必要な場合は最寄りATMの稼働時間を確認しておきましょう。
A. ATMの1日の引き出し上限には含まれません。窓口での送金・払い込みも同様です。高額な送金を予定している場合は、ゆうちょダイレクトの利用が便利です。
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ATMは1日50万円まで。2026年8月17日から上限が変わり、一度下げると戻せません。
3回間違えるとロック。番号を忘れていても、アプリなら窓口に行かず再登録できます。
窓口は100枚まで無料、ATMは硬貨1枚でも110円。土日と店舗外ATMは硬貨自体が使えません
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消印有効は締切日までの消印があればOK。ポストは最終取集時刻まで。レターパックには消印がない
まとめ
今回はゆうちょ銀行の引き出し限度額と、2026年8月の制度変更についてご紹介しました。要点をおさらいします。
- ATMの引き出し限度額は初期設定で1日50万円
- コンビニATMの20万円は1回あたりの上限で、複数回に分ければ引き出せる
- 2026年8月17日から、上限額は最大50万円までに変更される
- 改定日より前に設定した金額は自動では変わらない
- 一度50万円以下に下げると、再度引き上げることはできない
- 引き上げは窓口のみ。引き下げはATM・ダイレクト・アプリでも可能
- 50万円超を下ろすにはゆうちょ通帳アプリのATM生体認証が必要
急な入用で困らないよう、今のうちにご自身の設定額を確認しておきましょう。特にまとまった現金を扱う予定がある方は、改定日を意識して早めに準備しておくと安心です。
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