机の上に置かれた無地の通帳と虫眼鏡、チェックマークが表示されたスマートフォン、背景に銀行の窓口のイラスト(ゆうちょ通帳の再発行のイメージ)

最終更新日:2026年9月17日

ゆうちょ銀行の通帳をなくしたときの再発行は、①カード紛失センター(0120-794-889・年中無休24時間)かWEBフォームで通帳の取引を止める → ②ゆうちょ手続きアプリか貯金窓口で再発行を申し込む → ③転送不要の簡易書留で受け取るの3段階です。紛失・盗難による再発行の手数料は1冊1,100円(税込)で、申し込み後に口座から引き落とされます。

通帳の再発行で最初に知っておきたいのは、アプリで申し込んだ通帳は口座に登録した住所あてに郵送され、届くまで最大2週間程度かかることです。通帳とキャッシュカードを同時に再発行しても、2つはまとめてではなく別々に届きます。窓口で申し込む場合も、再発行の手続きは貯金事務センターを経由するため、手数料は「申し込みから再発行までの間」に引き落とされる仕組みです。

ただし、通帳が手元にあって「ATMで読み取れない」「余白がなくなった」「ゆうちょダイレクト+(プラス)を使っていて紙の通帳がほしい」という場合は、再発行ではなく別の手続きになります。磁気不良ならゆうちょATMや窓口で無料で修復でき、余白切れは無料の繰越、無通帳型からの切り替えは1件1,100円(口座開設後2か月以内の初回は無料)です。数字と条件はすべてゆうちょ銀行の公式サイトとよくあるご質問で2026年9月17日に確認したものです。

「通帳だけなくしたけれどキャッシュカードは使えるのか」「再発行した通帳に前の記帳は載るのか」「家族が代わりに手続きできるのか」など、なくした直後は迷うことが多いですよね。

こちらの記事では、

  • ゆうちょ通帳をなくしたときの再発行の流れ(紛失センターへの連絡・アプリと窓口の違い・受け取り)
  • 再発行の手数料(紛失1,100円・磁気不良は無料・繰越は無料・無通帳型からの切替1,100円)と、窓口・アプリそれぞれで必要なもの
  • 通帳・カード・お届け印がすべてない場合と、本人以外(家族・代理人)が手続きする場合
  • 届くまでの間の引き出し・引き落とし、再発行後の通帳の記帳・記号番号・暗証番号の扱い
  • 再発行が不要なケース(磁気不良・繰越・ゆうちょダイレクト+からの通帳発行・通帳のロック)

 
についてご紹介します。

先に結論だけ知りたい方へ

・まずカード紛失センター 0120-794-889(年中無休・24時間・通話料無料)かWEBフォームで通帳の取引を止める。通帳だけの紛失でも停止できる
・再発行はゆうちょ手続きアプリ(本人のみ・記号番号が必要)か貯金窓口で申し込む。アプリは通常貯金・通常貯蓄貯金の通帳のみ。定額・定期貯金の通帳や証書は窓口
・手数料は紛失・盗難で1冊1,100円。申し込み後、再発行までの間に口座から引き落とし。磁気不良は修復が無料、余白切れの繰越も無料
・再発行した通帳は転送不要の簡易書留で口座の登録住所へ。アプリの案内では最大2週間程度。カードと同時に申し込んでも別送
・窓口の持ち物はお届け印・本人確認書類(再発行請求書は窓口にある)。通帳・カード・お届け印がすべてなくても、印章(お届け印でなくてよい)と本人確認書類で手続きできる
・家族が代わりに窓口で手続きするなら委任状が必要。アプリは名義人本人しか使えない
・通帳の暗証番号ロックはアプリでは解除できず窓口へ。通帳の繰越もアプリ不可

ゆうちょ通帳をなくしたときの再発行の流れ(連絡→申し込み→受け取り)

ゆうちょ銀行で通帳を再発行するときは、キャッシュカードと同じく「取引を止める連絡」と「再発行の申し込み」が別の手続きです。紛失・盗難の場合は必ず先に連絡をしてから、アプリか窓口で申し込む順番になります。全体の流れは次のとおりです(2026年9月17日確認)。

手順 どこで 何をする 目安・注意
① 取引の停止 カード紛失センター(電話)またはWEBフォーム、または貯金窓口 紛失・盗難の届出。その通帳(とカード)での取引を止める。通帳だけをなくした場合も停止できる 電話は年中無休・24時間受付
② 再発行の申し込み ゆうちょ手続きアプリ、またはゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口 本人確認をして再発行を請求。手数料1,100円は口座から引き落とし アプリは約10〜15分・本人のみ・記号番号が必要。窓口は貯金窓口の営業時間内(平日)
③ 受け取り 口座に登録した住所(自宅) 転送不要の簡易書留郵便で届く。手渡しなので不在なら不在票 アプリの案内では最大2週間程度。カードと同時申し込みでも別送
④ 届いた後 ATM・窓口 通帳でATMを使う設定(キャッシュサービス)の暗証番号は本人カードと共通。ロック中の通帳は窓口で解除 古い通帳が見つかっても使えない

「通帳は手元にあるが読み取れない」「余白がなくなった」といったケースは①の連絡は不要で、そもそも再発行ではない手続きになります。後述の「再発行が不要なケース」を先にご覧ください。

STEP1:カード紛失センター(24時間)かWEBフォームで通帳の取引を止める

通帳をなくしたことに気づいたら、まずゆうちょ銀行のカード紛失センターに連絡します。名前は「カード」ですが、通帳の紛失・盗難も同じ窓口で受け付けていて、紛失・盗難された通帳・カードでの取引を止めてもらえます。公式FAQでも「通帳を紛失されている場合も、口座停止が可能です」と案内されています。

連絡先 番号・方法 受付
カード紛失センター(国内) 0120-794-889(ナクシたときはハヤクお届け・通話料無料) 年中無休・24時間
カード紛失センター(海外から) 045-279-6201(通話料有料) 年中無休・24時間
紛失・盗難受付サービス(WEBフォーム) 公式サイトのフォームから届出。通常貯金・通常貯蓄貯金の通帳・キャッシュカードのみ対象 Web
ゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口 窓口で紛失・盗難の届出 貯金窓口の営業時間内

ゆうちょ銀行の総合口座通帳には2015年10月以降、盗難通帳の悪用防止のため名義人の住所が印字されていませんが、記号番号と氏名は載っています。「探せば出てくるかもしれない」と様子を見るより、先に止めておいて見つかったら解除するほうが安全です。解除の手順は後述します。

紛失センターへの連絡や、盗難被害の補償の考え方はキャッシュカードの場合と共通です。詳しくはゆうちょキャッシュカード再発行の記事にまとめているので、カードも一緒になくした方はあわせてご覧ください。

STEP2:ゆうちょ手続きアプリか貯金窓口で再発行を申し込む

取引を止めたら、再発行の申し込みです。ゆうちょ手続きアプリ貯金窓口の2通りがあり、通帳の場合はとくに「アプリで扱える通帳の種類」と「記号番号が分かるか」で選択肢が変わります。

項目 ゆうちょ手続きアプリ ゆうちょ銀行・郵便局の貯金窓口
手続きできる人 口座名義人本人のみ 本人。代理人は委任状があれば可
対象の通帳 通常貯金・通常貯蓄貯金の通帳のみ定額貯金・定期貯金の通帳や貯金証書は不可 すべての通帳・証書
記号番号 必要。分からない場合はアプリでは進められない 分からなくても窓口で調べてもらえる(確認できた場合に限る)
必要なもの 運転免許証(2つの暗証番号が必要)・マイナンバーカード・在留カードのいずれか。または本人確認済みのゆうちょ通帳アプリ/ゆうちょ認証アプリ。メールアドレス 再発行請求書(窓口にある)・お届け印・本人確認書類
受付時間 毎日23:50〜0:05はメンテナンスで休止(新規の開始は23:30まで)。毎月第2水曜18:00〜翌3:00休止、第1月曜は1:00から 貯金窓口の営業時間内(土日祝は休み)
所要時間 約10〜15分。貯金事務センターで内容を確認してから再発行 窓口の混雑による
受け取り 登録住所へ転送不要の簡易書留。最大2週間程度 公式サイトは受け取り方法と日数を明記していない。急ぐ方は窓口で確認
申し込みの取り下げ できない。後で見つかっても古い通帳は使えない
住所・氏名が変わっている 先にアプリで変更しないと申し込めない 変更と同時に手続き可

平日の日中に窓口へ行けない方で、通帳の記号番号が分かる(通帳アプリやゆうちょダイレクトで確認できる、カードが手元にある)なら、アプリで完結します。一方で、通帳もカードもなくして記号番号が分からない、担保定額・定期貯金の通帳や証書をなくした、お届け印も一緒になくした、といった場合は窓口での手続きになります。アプリは本人確認書類のICチップを読み取るため、カメラとNFC機能付きのスマートフォン(iOS 17以降・Android 13以降)が必要で、タブレットでは使えません。

通帳とキャッシュカードの両方をなくした場合は、アプリでも窓口でも同時に申し込めます。その場合、手数料は通帳1冊とカード1枚でそれぞれ1,100円ずつかかります。

STEP3:転送不要の簡易書留で届く。カードと同時でも別送

再発行された通帳は、口座に登録した住所あてに転送不要の簡易書留郵便で送られます。ゆうちょ手続きアプリの案内では「再発行には最大で2週間程度かかる場合がある」とされ、公式FAQには「通帳とキャッシュカードは別々に、転送不要・簡易書留郵便でお届けします」と明記されています。通帳が先に届いてカードがまだ、という状態は正常です。

転送不要扱いなので、郵便局に転居届を出していても新住所には転送されず、差出人へ返されます。引っ越した方は、再発行より先に口座の住所変更を済ませてください。受け取る前に引っ越してしまった場合は、新住所が記載された本人確認書類を持って貯金窓口で住所変更と再送の手続きをします。希望する別の住所に送ってもらうことはできません。

簡易書留は手渡しで受領印かサインが必要なため、不在なら不在票が入ります。不在票の保管期限が切れてゆうちょ銀行に返送された場合は、返却され次第1回だけ自動で再送され、それでも受け取れなかったときは通帳またはキャッシュカードと本人確認書類を持って貯金窓口で再送を依頼する流れです。

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ゆうちょ通帳の再発行手数料と必要なもの

通帳に関する手続きの料金は「再発行」「繰越」「切替」で違います。公式の料金一覧(2026年1月5日現在)で確認した内容を、通帳の状況別に整理します。

通帳の状況 手続き 料金(税込) 補足
紛失・盗難 再発行 1,100円/1冊 カードも同時に再発行するとカード分も1枚1,100円
磁気不良でATMが読み取らない 磁気修復 無料 ゆうちょATM・貯金窓口で修復。修復できずに再発行になる場合は理由に応じた手数料
汚れ・破損・古くなった 再発行 理由に応じた所定の手数料 公式は「再発行理由に応じて所定の手数料がかかる場合がある」とだけ案内。料金一覧の「通帳の再発行」は1冊1,100円で、無料の明文はない。金額は窓口で確認
余白がなくなった 繰越 無料 窓口または繰越対応ATM。アプリ不可
無通帳型(ゆうちょダイレクト+)で通帳がほしい 有通帳口座への切替 1件1,100円 口座開設後2か月以内かつ初回は無料。繰越対応ATMでカードを使うか窓口
定額・定期貯金の通帳・証書を紛失 再発行 1,100円/1冊(枚) 料金一覧では「通帳・貯金証書・保管証の再発行」として同額。窓口のみ

手数料1,100円は口座から引き落とし。残高不足に注意

紛失・盗難による再発行の手数料は、窓口で現金払いするのではなく、再発行の申し込み後から再発行までの間に口座から引き落とされます。公式サイトは「残高不足にならないようにご注意ください」と注意しています。通帳が手元になくても、ゆうちょ通帳アプリやゆうちょダイレクトを使っていれば残高は確認できます。

通帳とカードを同時に再発行した場合は2,200円、通帳だけなら1,100円です。なお、ゆうちょ銀行の通帳繰越は無料で、他の一部の銀行のような紙通帳の発行手数料や年間利用料はありません。「通帳の再発行は1,100円」という数字だけが独り歩きしていますが、有料なのは紛失・盗難などの再発行に限られます。繰越の手順はゆうちょの通帳繰越の記事にまとめています。

窓口で必要なもの(お届け印・本人確認書類)

貯金窓口で通帳を再発行するときに必要なものは、公式サイトの案内で次のとおりです。再発行請求書は窓口に備え付けてあります。キャッシュカードの再発行では「通帳」も持ち物に入っていますが、通帳の再発行ではもちろん不要です。

持ち物 内容・注意
お届け印 口座に登録した印鑑。お届け印もなくした場合は、別の印章と本人確認書類で改印を含めた手続きになる(後述)
本人確認書類 運転免許証・マイナンバーカード・パスポート・在留カードなど顔写真付きの公的書類が基本。顔写真のない書類(資格確認書など)は追加の書類が必要
再発行請求書 窓口で用意されている。その場で記入
キャッシュカード 通帳だけの再発行なら必須ではないが、記号番号の確認に使えるので手元にあれば持参すると早い
委任状(代理人の場合) 名義人本人が全欄を自筆で記入し押印したもの。代理人の本人確認書類と印章も必要

本人確認書類は原本で、有効期限内のものに限られます(期限のない書類は発行後6か月以内)。現住所の記載がない書類しかないときは、公共料金の領収証など現住所が分かる書類を追加で求められます。

通帳・カード・お届け印がすべてない場合

「通帳もカードも印鑑も、全部まとめてなくした」という場合でも、口座を使い続けることはできます。公式FAQでは、本人が窓口へ行く場合は印章(お届け印でなくてよい)と本人確認書類(マイナンバーカード等)があれば再発行の手続きができると案内されています。持っていく印鑑は、これから新しいお届け印として登録するものになります。

記号番号が分からない場合は、窓口で口座を調べてもらえますが、確認できた場合に限ります。確認できなかった場合や契約状況によっては「現存調査(貯金の有無の調査)」の案内になることがあります。アプリで再発行できるのは記号番号が判明している通常貯金・通常貯蓄貯金だけなので、すべてなくした方は窓口一択です。今後その口座を使う予定がない場合は、再発行ではなく貯金全払請求(解約)の手続きを窓口で行う選択肢もあります。

本人以外(家族・代理人)が手続きするには委任状が必要

通帳の再発行は、原則として口座名義人本人の手続きです。家族であっても、代わりに窓口で手続きするなら名義人が自筆で書いた委任状と、代理人自身の本人確認書類・印章が必要です。委任状の様式と記載例はゆうちょ銀行の公式サイトからPDFで入手でき、「各種再発行請求」は委任できる手続きとして明記されています。請求を受けた際に、名義人へ電話で委任内容を確認されることもあります。

アプリは名義人本人しか使えないため、家族が代理でアプリを操作することはできません。高齢の親の通帳をなくした、といった場合は、本人が窓口へ行くか、委任状を書いてもらって代理人が窓口へ行くかのどちらかになります。名義人が自筆で書けない事情がある場合は、事前にゆうちょ銀行の窓口やコールセンターに相談してください。

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届くまでの間にできること・再発行後の通帳の記帳や番号

通帳を止めてから新しい通帳が届くまでの間、口座そのものが使えなくなるわけではありません。何ができて何ができないかを整理します。

通帳が届くまでの間 できる・できない 条件・根拠
貯金窓口で引き出す できる お届け印・本人確認書類を持参して相談
ゆうちょ通帳アプリでATM入出金・送金 できる すでに通帳アプリを利用中で、取引時の認証設定と本人確認(eKYC)を済ませている場合。紛失・盗難の設定中でも利用可(無通帳型への切替のみ不可)
公共料金・クレジットカードの引き落とし 実行される 紛失・盗難で口座を停止した後も自動払込みは実行される
給与振込・年金の受け取り 実行される 同上
キャッシュカードでATMを使う 要確認 公式は「紛失・盗難された通帳・カードでの取引を停止」と案内。通帳だけ届け出た場合にカードが使えるかは公式FAQに明文がなく、連絡時に確認するのが確実
ゆうちょデビットで支払う できない 通帳を紛失した(盗難された)状態ではゆうちょデビットは利用不可。再発行後の通帳が届き次第、利用できる
ゆうちょPayの新規アカウント登録 できない 通帳またはカードの紛失・盗難届が出ている間は登録不可
古い通帳で取引する できない 届出をした通帳は見つかっても使えない。窓口で紛失届の解除が必要

通帳だけをなくした場合、キャッシュカードは使える?

キャッシュカードが手元にあって通帳だけをなくした方が最も気になるのがこの点です。ゆうちょ銀行の公式ページは、紛失・盗難の届出について「紛失・盗難された通帳・カードでのお取引を停止します」と案内しており、止まる対象を「届け出た通帳・カード」としています。一方で、公式FAQには「通帳を紛失した(盗難された)状態では、ゆうちょデビットをご利用いただけません」という案内があり、通帳の届出が口座全体の取引に影響する場面もあります。

通帳だけを届け出た場合にキャッシュカードでのATM取引が続けられるかどうかは、公式FAQに明文がありません。当日以降も現金を引き出す予定がある方は、カード紛失センターに通帳の紛失を連絡する際に「手元のキャッシュカードは引き続き使えるか」を確認してから届け出るのが確実です。すでにゆうちょ通帳アプリで本人確認を済ませている方は、通帳・カードの状態にかかわらずアプリでATMの入出金ができるため、こちらを使うのが最も安全な方法です。

再発行した通帳の記帳はどうなる?以前の履歴の確認方法

「再発行した通帳に、なくした通帳に印字されていた取引は載るのか」という点は、ゆうちょ銀行の公式サイト・FAQに明文がありません。一般に、再発行された通帳は再発行時点の残高から記帳が始まり、以前の通帳に印字済みだった明細がそのまま印字し直されることはないと考えておくのが無難です。過去の取引を確かめたい場合の方法は次のとおりです。

確認したいこと 方法 料金
最近の入出金明細 ゆうちょ通帳アプリ・ゆうちょダイレクトで確認(各サービス登録後の明細に限る) 無料
通帳に「合算」と印字された分の内訳 窓口で「通帳未記入金内訳書」を発行(直近5つの合算分・合算日から1年以内)。通帳と本人確認書類を持参 無料
それより前の入出金の記録 窓口で「入出金照会」を申し込む 1冊の通帳につき1,100円
ある日付時点の残高の証明 窓口で「残高証明書」を発行(過去10年以上前の日付は不可) 1通1,100円

「合算」とは、キャッシュカードのみの入出金や自動払込みなど未記帳の取引が30行を超えたときに、預入額と支払額をまとめて1行に印字する仕組みです。再発行後に長く記帳しないと同じことが起きるので、明細を残しておきたい方はゆうちょ通帳アプリを登録しておくと、登録後の明細をいつでも見られます。確定申告や相続などで古い記録が必要な方は、有料の入出金照会を早めに申し込んでください。

記号番号・暗証番号・住所の印字はどうなる?

通帳の再発行は、同じ口座の通帳を作り直す手続きで、口座の記号番号を変える手続きではありません。公式FAQでも、紛失・盗難で口座を停止している間の自動払込みや給与振込は実行されると案内されているため、振込先や引き落とし口座の登録をやり直す必要はありません。

項目 再発行後の扱い
記号番号 同じ口座の通帳を作り直す手続き。給与振込・自動払込みの登録変更は不要
通帳の暗証番号(ATM払戻しの設定がある場合) 本人カードの暗証番号と連動。アプリで本人カードの暗証番号を再登録すると、通帳の暗証番号も同時に変わる
通帳のロック(暗証番号の誤入力) アプリでは解除できない。通帳と本人確認書類を持って貯金窓口へ
住所の印字 2015年10月以降、通帳に住所は印字されない
氏名変更後の通帳 アプリで氏名を変えても通帳は再発行されず、次の繰越時に新しい氏名で印字される

通帳の暗証番号は、通帳でATMの払い戻しができる「キャッシュサービス」の設定をしている口座に限って存在し、本人カードと共通です。暗証番号そのものを忘れている方は、アプリで本人カードの暗証番号を再登録すれば通帳の暗証番号も同時に変わります。ロックの仕組みはゆうちょの暗証番号ロックの記事にまとめています。

再発行の前と後で「見つかったとき」の扱いが違う

なくした通帳が出てきたときは、再発行を申し込む前か後かで対応が変わります

再発行の申し込み前に見つかった場合は、貯金窓口で紛失・盗難の届出を解除すれば元の通帳を使えます。必要なのは、発見した通帳・貯金等支払停止・停止解除依頼書(窓口にある)・お届け印・顔写真付きの本人確認書類です。解除は顔写真付きの書類に限られる点が、通常の手続きと違います。

再発行の申し込み後に見つかった場合は、アプリでの申し込みは取り下げができず、見つかった古い通帳も使えません。公式FAQは「再発行後の通帳・キャッシュカードをご利用ください」としています。古い通帳の処分方法は公式に案内がありませんが、記号番号と氏名が印字されているため、そのまま捨てずに読み取れない状態にしてから処分するのが安全です。「見つかるかもしれない」と迷っている段階なら、取引停止の連絡だけ先に済ませて、再発行の申し込みを数日待つという選択もあります。

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再発行が不要なケース(磁気不良・繰越・ダイレクト+・ロック)

「通帳 再発行」で調べている方の中には、実は再発行ではない手続きが正解というケースが少なくありません。通帳が手元にある場合は、まず次の表で当てはまるものを確認してください。

状況 正しい手続き どこで 料金
ATMに入れてもすぐ返却される・エラーが出る 磁気修復 ゆうちょATM「その他お取り引き」(同じ記号番号のICキャッシュカードが必要)または貯金窓口 無料
記帳する余白がなくなった 繰越 貯金窓口または繰越対応ATM 無料
ゆうちょダイレクト+を使っていて紙の通帳がほしい 有通帳口座への切替 繰越対応ATM(キャッシュカードを使う)または貯金窓口 1,100円(開設後2か月以内の初回は無料)
暗証番号を間違えて通帳がロックされた 暗証番号誤回数消去(ロック解除) 貯金窓口のみ(アプリ不可) 無料
氏名・住所が変わった 変更手続き(通帳はそのまま使える) アプリまたは貯金窓口 無料
汚れ・破損で読めない 窓口で状態を確認。修復できなければ再発行 貯金窓口 理由に応じた所定の手数料

磁気不良はATMか窓口で修復できる(旧通帳は不可)

ATMに通帳を入れてもすぐ返却される、正しく入れてもエラーが出るという症状は、磁気不良のおそれがあります。この場合、ゆうちょATMの「その他お取り引き」から無料で磁気を修復できます。通帳の磁気修復には、修復する通帳と同じ記号番号のICキャッシュカードが必要なので、ATMで直すならカードも持参してください。カードがない方や70歳以上の方は、貯金窓口で修復します。

ただし、縦型の旧通帳や、担保定額・定期貯金の明細欄が30明細未満の古い通帳はATMでは修復できません。ファミリーマートなどの小型ATMも対象外です。修復しても直らない場合は、通帳・キャッシュカード・お届け印・本人確認書類を持って貯金窓口で通帳の状態を確認してもらい、必要なら再発行になります。この場合の手数料は「再発行の理由に応じた所定の手数料」と案内されているため、窓口で確認してください。

余白がなくなった通帳は「繰越」で無料。アプリではできない

記帳する欄がなくなった通帳を新しい通帳に切り替えるのは「繰越」で、再発行ではありません。ゆうちょ銀行の繰越は窓口でも繰越対応ATMでも無料で、通帳1冊を持って行けばその場で新しい通帳になります。ゆうちょ通帳アプリ・ゆうちょ手続きアプリでは繰越はできず、公式の注意書きにも「通帳の繰り越しは本アプリではお手続きいただけません」と明記されています。繰越対応ATMの探し方や名義人以外による手続きはゆうちょの通帳繰越の記事をご覧ください。

ゆうちょダイレクト+から紙の通帳を作るには(1,100円・初回無料の条件)

ゆうちょ手続きアプリで口座を開設すると、通帳を発行しない無通帳型総合口座「ゆうちょダイレクト+(プラス)」になります。後から紙の通帳が必要になった場合は、通帳繰越機能付きATMでキャッシュカードを使って通帳発行(有通帳口座への切替)ができます。近くに対応ATMがなければ、キャッシュカード・本人確認書類・印章(お届け印を登録していればお届け印)を持って貯金窓口で手続きします。

切替の手数料は1件1,100円ですが、無通帳型総合口座を開設してから2か月以内で、初めて通帳を発行する場合に限り無料です。開設日の2か月後の応当日が非営業日または存在しない場合は、その翌営業日まで無料になります。アプリで開設した方は、無料期間のうちに通帳が必要かどうかを決めておくと1,100円を節約できます。無通帳型のメリットとデメリットはゆうちょダイレクト+のデメリットの記事で整理しています。

通帳のロック解除はアプリでできない。窓口へ

通帳でATMの払い戻しをするときに暗証番号を続けて間違えると、通帳にロックがかかります。キャッシュカードのロックはゆうちょ手続きアプリで解除と暗証番号の再登録ができますが、通帳のロック解除はアプリでは手続きできません。通帳と本人確認書類(運転免許証・マイナンバーカード等)を持って貯金窓口で「暗証番号誤回数消去」の手続きをします。アプリで暗証番号を再登録しても通帳のロックは自動では解除されない、と公式の注意書きにもあります。暗証番号自体が分からない場合は、お届け印もあわせて持参し、暗証番号照会(後日、簡易書留で通知)を申し込みます。

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ゆうちょ通帳の再発行のよくある質問

Q1. ゆうちょの通帳は即日で再発行できますか?

ゆうちょ手続きアプリで申し込んだ場合は、口座に登録した住所あてに転送不要の簡易書留郵便で送られ、最大2週間程度かかるとされています。窓口で申し込んだ場合の受け取り方法と日数は公式サイトに明記されていないため、急ぐ方は窓口で確認してください。当日お金が必要な場合は、お届け印と本人確認書類を持って貯金窓口で相談するか、ゆうちょ通帳アプリで本人確認を済ませていればATMで引き出せます。

Q2. 通帳の再発行にはどれくらいかかりますか?いつ届きますか?

アプリの案内では「再発行には最大で2週間程度かかる場合がある」とされ、キャッシュカードの再発行についても公式FAQは約1〜2週間・約2週間と案内しています。通帳とカードを同時に申し込んだ場合でも別々に届きます。2週間を過ぎても届かない場合は、本人確認書類を持って貯金窓口で発行状況を調べてもらってください。

Q3. 再発行の手数料はいくらですか?無料になることはありますか?

紛失・盗難による再発行は1冊1,100円(税込)で、申し込み後、再発行までの間に口座から引き落とされます。磁気不良はATMや窓口で無料で修復でき、余白切れの繰越も無料です。汚れ・破損など紛失以外の理由は「再発行理由に応じて所定の手数料がかかる場合がある」とだけ案内されているので、窓口で確認してください。

Q4. 通帳の再発行に必要なものは何ですか?

窓口では、お届け印と本人確認書類の2点です(再発行請求書は窓口にあります)。お届け印もなくした場合は、別の印章(お届け印でなくてよい)と本人確認書類で手続きできます。アプリでは、口座の記号番号と、運転免許証(2つの暗証番号が必要)・マイナンバーカード・在留カードのいずれか、またはeKYC済みのゆうちょ通帳アプリ・ゆうちょ認証アプリ、それにメールアドレスが必要です。

Q5. 本人以外(家族)が代わりに再発行の手続きをできますか?

窓口なら、名義人が自筆で書いた委任状と、代理人の本人確認書類・印章があれば手続きできます。公式サイトの委任状の案内でも「各種再発行請求」は委任できる手続きとされています。アプリは名義人本人しか使えないため、家族が代理で操作することはできません。

Q6. 通帳だけをなくしました。キャッシュカードは使えますか?

公式ページは「紛失・盗難された通帳・カードでの取引を停止する」と案内していますが、通帳だけを届け出た場合にキャッシュカードでのATM取引が続けられるかは公式FAQに明文がありません。ゆうちょデビットについては、通帳を紛失した状態では利用できないと明記されています。カード紛失センターに連絡するときに、手元のカードが使えるかをあわせて確認してください。

Q7. 再発行した通帳に、前の通帳の記帳は載りますか?

公式サイト・FAQに明文はありませんが、以前の通帳に印字済みだった明細がそのまま印字し直されることはないと考えておくのが無難です。過去の明細は、ゆうちょ通帳アプリ・ゆうちょダイレクト(登録後の分)、窓口の「通帳未記入金内訳書」(合算分・無料)、有料の「入出金照会」(1冊1,100円)で確認できます。

Q8. 再発行すると記号番号や暗証番号は変わりますか?

再発行は同じ口座の通帳を作り直す手続きで、記号番号を変える手続きではありません。口座を停止している間も給与振込や自動払込みは実行されると案内されているので、登録をやり直す必要はありません。通帳でATMの払い戻しをする場合の暗証番号は本人カードと共通で、アプリで本人カードの暗証番号を再登録すると通帳の暗証番号も変わります。

Q9. 再発行したあとに古い通帳が見つかりました。使えますか?

使えません。アプリでの再発行は取り下げできず、見つかった通帳も利用できないと公式FAQに明記されています。再発行を申し込む前に見つかった場合は、発見した通帳・お届け印・顔写真付きの本人確認書類を持って窓口で紛失届を解除すれば、元の通帳を使えます。

Q10. ゆうちょダイレクト+(無通帳型)で紙の通帳を作るといくらかかりますか?

有通帳口座への切替は1件1,100円ですが、無通帳型総合口座を開設してから2か月以内で初めて通帳を発行する場合は無料です。通帳繰越機能付きATMでキャッシュカードを使うか、キャッシュカード・本人確認書類・印章を持って貯金窓口で手続きします。

まとめ

ゆうちょ通帳をなくしたときの再発行

・順番は①カード紛失センター 0120-794-889(24時間)で停止 → ②アプリか窓口で申し込み → ③転送不要の簡易書留で受け取り。通帳だけの紛失でも停止できる
・手数料は紛失・盗難で1冊1,100円。申し込み後に口座から引き落とされるので残高に注意。磁気不良の修復と繰越は無料
・アプリは名義人本人・記号番号が必要・通常貯金と通常貯蓄貯金の通帳のみ。定額・定期の通帳や証書、記号番号が分からない場合、お届け印もない場合は窓口へ
・窓口の持ち物はお届け印・本人確認書類。すべてなくしても印章(お届け印でなくてよい)と本人確認書類で手続きできる。家族が代理なら委任状
・アプリで申し込んだ通帳は最大2週間程度で届き、カードと同時に申し込んでも別送。引き落とし・給与振込は止まらない
・通帳だけの紛失でカードが使えるかは公式に明文がなく、ゆうちょデビットは通帳紛失中は使えない。連絡時に確認を
・通帳のロック解除と繰越はアプリ不可。ゆうちょダイレクト+からの通帳発行は1,100円(開設後2か月以内の初回は無料)

通帳が見当たらないと気づいたら、探し続ける前にまず紛失センターへ連絡して止めておくのが最優先です。そのうえで、記号番号が分かる方はアプリ、通帳も印鑑も記号番号も分からない方は窓口、と使い分ければ迷いません。手元に通帳があって読み取れないだけなら、再発行ではなく無料の磁気修復から試してみてください。

出典:ゆうちょ銀行「カードや通帳等の紛失・盗難」「その他の料金(各種請求の料金)」「手数料・料金一覧【貯金関係】(2026年1月5日現在)」「キャッシュカード・通帳の磁気修復」「ゆうちょ手続きアプリ お手続きの流れ」「ご利用における注意」「本人確認書類一覧」「委任状について」およびよくあるご質問(キャッシュカード・通帳を紛失した通帳がなくても口座を停止できるか通帳を紛失した場合のアプリでの再発行通帳・カード・お届け印がない場合定額・定期貯金の通帳・証書がない場合通帳とカードは別送再発行手数料の引き落とし時期登録住所以外への送付受け取る前に引っ越した場合不在票の保管期限が切れた場合再発行後に見つかった通帳紛失届の解除口座停止後の引き落とし・給与振込通帳紛失中のゆうちょデビット紛失届中のゆうちょPay登録紛失設定中の通帳アプリによるATM入出金停止中の通帳アプリの制限「合算」の内訳通帳未記入金合計残高証明書の発行通帳の暗証番号は本人カードと連動通帳のロック解除はアプリ不可暗証番号誤回数消去通帳への住所記載の廃止氏名変更後の通帳磁気不良で使えないATMですぐ返却される通帳の繰越方法ゆうちょダイレクト+で通帳が必要になった)。いずれも2026年9月17日確認。手数料や手続きは改定されることがあります。最新の情報はゆうちょ銀行の公式サイトでご確認ください。